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記事: 1月は、まだ「冬の真ん中」

1月は、まだ「冬の真ん中」

お正月明け、体と心をゆっくり起こす日々。


お正月のにぎやかな空気が少しずつ落ち着き、
街や家の中に、静けさが戻ってくる1月は
「さあ新しい年、がんばろう」と思う気持ちとは裏腹に、
朝がつらかったり、体が重かったり、
なんとなく気分が乗らない日が続くこともあります。


冬休みが明け、新しいリズムに戻ろうとする中で、
朝なかなか起きられなかったり、食欲にムラが出たり。



子どもも同じ。

理由もなくぐずぐずしたりする日々が多くなったり。


でもそれは、怠けているわけでも、気合が足りないわけでもありません。


1月の体は、そう感じやすい“季節の体”なのです。



1月は、まだ「冬の真ん中」

自然の暦では、1月はまだ冬のど真ん中。
自然界のエネルギーは外へ広がるのではなく、

土の中に、木の幹の奥に、静かに蓄えられています。


私たちの体も同じように、
エネルギーを外へ使うより、内側にしまい込み、次の季節に備えようとします。


この時期に大切にしたいのが、「腎(じん)」という存在。



腎は、体を温める力、免疫、ホルモンバランス、
そして心の安定にも関わる、いわば“生命の土台”です。


冬に無理をしすぎると、この腎が消耗し、春になってから
疲れやすさや不調として表に出やすくなります。


だから1月は、
動き出す月ではなく、整え直す月。

親子で「ゆっくり」を合言葉に過ごしていいのです。


ー お正月明けに出やすい、親子のサイン


1月は、胃腸と腎、どちらも疲れが出やすい時期。

・朝起きづらい

・食べたいものが偏る

・甘いものを欲しがる

・気持ちが不安定になる

・食べすぎ
・飲みすぎの後の重だるさ

・冷えやむくみ

・眠りの浅さ

・気持ちの落ち込み など

大人も子どもも同じようなサインが現れてないですか?


こうしたサインは、
「休ませてほしい」「整えたい」という体からの声。
まずは、その声に気づいてあげることが、
1月の養生の第一歩です。

 

ー 親子でできる、1月のやさしい養生

① 胃腸を“いったん休ませる”
お正月明けは、
消化のよい、温かい食事を意識して。
・具だくさんの味噌汁
・やわらかく煮た野菜
・食べすぎないこと
胃腸が落ち着くと、
体の奥にある腎も元気を取り戻していきます。

② 腎を養う「静かな暮らし」
1月は、親子ともに予定を詰めすぎず、
夜は早めに休むことを大切に。
・体を冷やさない
・夜は静かに過ごす
・深呼吸で気持ちを落ち着ける
がんばるよりも、守る。
それが1月の過ごし方です。

③ 朝は“起こしすぎない”
無理にスイッチを入れなくても大丈夫。
・朝日を浴びる
・軽く伸びる
・短い散歩
少しずつ体を目覚めさせることで、
巡りは自然と戻ってきます。


台所から整える、1月のごはんは
1月の食事は、「戻す」「整える」がテーマ。


・青菜と豆腐のやさしい味噌汁
・大根のとろとろ煮
・さつまいものほっこり味噌和え
・白湯+ひとさじの味噌(味噌湯)


派手なことをしなくても、
毎日のごはんが、1月の体をしっかり整えてくれます。


おわりに

1月は、新しいことを始めなくてもいい月。


立ち止まり、整え直し、静かに力を蓄える時間です。


ゆっくり過ごしたこの1か月が、
春の軽やかさ、元気さにつながっていきます。


芽吹きは、もう土の中で始まっている。

見えないところで、ちゃんと準備は進んでいます。



この1月が、
親子にとってやさしく、あたたかな時間になりますように。


養生家 鈴

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