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記事: 親子でつくる「冬の安心」 ― ふれあいと小さな日課が、体と心をあたためる季節 ―

親子でつくる「冬の安心」 ― ふれあいと小さな日課が、体と心をあたためる季節 ―

朝の冷え込みがぐっと深くなる12月の後半。
冬は、大人だけでなく、子どもにとっても“揺らぎがでやすい季節”です。

寒さで体が縮こまり、呼吸は浅くなり、
年末に向かう学校や園の行事でいつもより疲れやすくなり
気持ちもソワソワしたり、すぐ泣けてきたり、、、。
そんな変化が起きやすいのが、この時期の特徴です。

東洋医学では、冬は「腎」を大切に育てる季節。
腎は体を温める力や免疫、心の安定にも関わる場所で、
特に 冷え・疲れ・乾燥・ストレス に弱いとされています。

つまり、冬に子どもが“なんとなく元気がない”のはとても自然なこと。
大人と同じように、守ってほしい時期なのです。

だからこそ、“親子で一緒にできる冬ケア” をしていきましょう。

むずかしいことはいっさいなし。
暮らしの中でやさしく続けられるケアが大切です。

① 親子でつくる「ぬくぬくハグじかん」

冬の体と心を一番あたためるもの。
それは、あたたかい飲み物より、湯たんぽより、実は “触れること” なんです。

・朝の「おはようハグ」10秒
・寝る前の「今日もがんばったねハグ」10秒
・お腹をぽんぽん「ここあったかい?」と言い合う
・背中をなでなで「ぬくぬく〜♨️」と声を添える

この“ふれあい遊び”のような時間は、
親子の腎をそっとゆるめてあたためてくれます。

触れられる安心感は、
子どもの呼吸を深くし、冬の揺らぎを静かに整えてくれます。


② 朝の“いっしょに深呼吸”習慣

忙しい冬の朝でも、20秒でできるケアがあります。

手をつないで、
「すって〜、はいて〜」を3回。

それだけで、縮こまりやすい胸がふわっとひらき、
子どもの浅い呼吸が深くなり、気持ちが静かに整います。

最後に「よし、今日もいこっか」と声を添えてあげると、
親子の気がすっとひとつに重なるような安心感が生まれます。

深呼吸は、冬の朝の “心のあたためスイッチ”に。


③ 台所からできる冬の親子養生

冷えや疲れがたまりやすい12月の後半は、
体の真ん中をほっとさせる食事がとても大切です。

冬は、、、
◎ 温かいもの
◎ とろみのあるもの
◎ 味噌のような“やさしい発酵食”
が、子どもの腎と胃腸をしっかり守ってくれます。

ここからは、親子で食べやすい冬の養生レシピをご紹介します。

● 大根と鶏肉のほっこり味噌煮

冬に甘みが増す大根は、冷えた体をやさしく温める食材。
味噌との相性がよく、しみしみのだしで煮込むと、
子どもがほっとするやさしい味わいに。

腎と胃腸を同時に助けてくれる“冬の安心おかず”です。

● じゃがいもと玉ねぎとにんじんの甘酒味噌スープ

具だくさんの味噌汁は、冬の定番の養生スープ。
じゃがいものやさしい甘さと、
玉ねぎのとろっとした食感、甘酒を少し入れて、冷えた体にしみわたります。

シンプルだけれど、朝でも夜でも出したくなる“冬の味方”です。

● かぼちゃの味噌とろ煮

かぼちゃを少量の水で蒸し煮にし、
味噌のコクを少しだけ加えて仕上げると、
素材の甘さがそのまま生きるとろんとした冬の一皿に。

黒ごまをふれば、大人の養生にもぴったり。
(子どもはそのままでも◎)

腎をあたため、疲れたお腹をやさしく包む“冬のご褒美おかず”です。


―― 冬は、寄り添う季節。

子どもも、大人も、思っているよりずっと冬の影響を受けています。
特に12月は、寒さ・疲れ・乾燥・年末の気忙しさが重なる時期。

だからこそ、
“がんばる季節”ではなく
“寄り添いあう季節”として過ごしていいのです。

今日の10秒ハグ。
今日の深呼吸3回。
今日の味噌汁。

その小さな積み重ねが、
親子の体と心を静かに守ってくれる。

冬のあいだ、
あなたと子どもにあたたかい時間がたくさん訪れますように。


養生家 鈴

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