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記事: 春の巡りと、ゆらぎ

春の巡りと、ゆらぎ

3月、体はいらないものを外へ出そうとしています。

空気はやわらぎ、芽吹きは本格的になり、
自然界は一気に動き出します。

それに合わせるように、
私たちの体の中でも「巡り」が強まりはじめます。

東洋医学で春は「肝(かん)」の季節。
肝は、気を巡らせ、滞りを動かす役割を持ちます。

冬のあいだ冬眠時期のように内側にためていたものが、
春になると少しずつ外へ向かおうとする。
それが身体を動かすエネルギーでもあり、
そして同時に“外に出したい”と身体が示すものでもあります。

春に起こりやすいゆらぎがあります。

・イライラしやすい
・怒りっぽくなる
・目が疲れる
・頭が重い
・花粉症がつらくなる

子どもによくみられるのは

・情緒が不安定になる
・涙が増える
・落ち着きがなくなる

これらはすべて、
巡りが強まりはじめてるサインです。

春は、ためこまない季節。
体が「いらないものを外へ出そう」とする動きが強まると、
炎症としてあらわれることもあります。

花粉症もそのひとつ。
鼻水や涙は、体が外へ出そうとしている反応です。

抑えこむよりも、
巡りを助け、ゆるめ、整えてあげること。
それが春の養生になります。

ー 3月に大切なのは「上げすぎない」こと

春の気は上へ上へと昇ります。
この上昇が強すぎると、炎症やイライラとして表れます。

だから3月は、動かすよりも「ゆるめる」ことを。

・深呼吸をする
・目を休める
・夜は早めに眠る
・ぬるめのお風呂で体をゆるめる

子どもには、
強く整えようとするより、安心させること。

春は勢いの季節だからこそ、
安心感が必要です。

台所からできる、春の巡りケア

この時期のキーワードは
「緑・酸味・軽さ」。

● 菜の花や春菊などの緑の野菜
● 少しの酸味(酢や柑橘)
● 蒸し料理や味噌汁中心の軽い食事

そして、食べすぎないこと。

排出したい体に、
さらに負担をかけない。

花粉症も、イライラも、
体が整えようとしている動き。

敵にするのではなく、
春の一部として見てあげること。

それが、3月の養生です。

芽吹きは、ときに揺れながら進んでいくもの。
その揺れもまた、春の一部。

養生家 鈴

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