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記事: 秋の入り口は、体も心もやさしく切り替える

秋の入り口は、体も心もやさしく切り替える

夏の賑やかさが過ぎ、朝夕の風が少しずつ涼しさを運んでくる頃。
体も心も、どこか立ち止まるような感覚になるのが9月です。

子どもたちはは夏休みが明けて新しいリズムに戻る時期。
わくわくと同時に、不安や緊張で心が揺れやすくなります。
大人もまた、夏の活動モードから秋の静けさに切り替わることに、少し戸惑うことがあります。
ー 季節の特徴と体の変化

秋は「陰」が深まっていく季節。
エネルギーは外に向かっていた夏から、内に戻る方向へと移り変わります。
この切り替えの時期には、体の中でもリズムが揺れやすくなります。

昼間は汗ばむ暑さでも、朝夕はひんやりと冷え込み、
体温調整が追いつかず、足元やお腹に冷えを感じやすくなるのも9月の特徴です。

夏の疲れを抱えたまま秋に入ると、だるさや元気のなさが長引くこともあります。


ー 心の変化と向き合う

秋は「寂しさ」や「もの悲しさ」が表れやすい季節でもあります。
環境の変化やリズムの切り替えで心が敏感になりやすく、
夏の華やかさから秋の静けさに移ることで、理由のない不安や気持ちの揺らぎを感じることがあります。

これは季節の自然な流れに沿った心の反応。
「そういう時期なんだ」と受け止めるだけでも、気持ちは少し軽くなるものです。
ー 暮らしの工夫をする

この時期に大切なのは、体を冷やさないことと、心を落ち着けるリズムを取り戻すことです。

・朝晩は一枚羽織って、冷えから身を守る
・温かいお茶やスープでお腹をやさしく温める
・ゆっくり湯船に浸かり、深い呼吸を意識する
・睡眠のリズムを整え、夜更かしを控える

特別なことをしなくても、日々のちいさな習慣が、体と心の切り替えを助けてくれますよ。

秋の入り口は、体も心もゆらぎやすい時期です。
子どもも大人も、新しい季節のリズムに少しずつ慣れていく過程にあります。

大切なのは、「整えよう」とがんばりすぎるのではなく、やさしく切り替えること。
冷えから体を守り、呼吸や眠りを整えることで、自然と気持ちも落ち着いていきます。

今日の一息、今日の一杯のごはんが、親子のからだと心をやさしく包み、秋を迎える準備になりますように。

養生家 鈴

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