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記事: 春の巡りと、ためこみはじめる体

春の巡りと、ためこみはじめる体

みなさま、いかがお過ごしですか?

4月も後半。
春の空気はさらにやわらかく、緑もぐっと濃くなっていきます。

新しい環境やリズムにも少しずつ慣れ、日常が落ち着いてくる頃。

けれどその一方で、
なんとなく体が重い。
すっきりしない。

そんな感覚が出てきていませんか?

春の後半は、「滞り」が生まれやすいとき。

春は、本来「巡る」季節。

けれど、動きが続いたあとには、少しずつ“滞り”も生まれてきます。

4月前半に外へ出ていったエネルギーが、うまく戻りきらなかったり、
巡りきらなかったものが、体に残る。

それが、
「なんとなく重い」という感覚としてあらわれます。

これは不調ではなく、
体が次のバランスに移ろうとしている身体からのサインです。

・体がだるい
・むくみやすい
・食欲にムラがある
・お腹が張る
・気分がすっきりしない

子どもも
・疲れている顔つきなのに元気に見える
・急に不機嫌になる
・食べムラが出る

これらは、
体が少しずつ「ためこみはじめている」状態。

この時期に大切なのは「流れを戻すこと」。

ためこみを感じたときは、無理に整えようとするよりも、
やさしく流れをつくることが大切です。

・軽く体を動かす
・深呼吸をする
・汗ばむくらいの散歩

強く動く必要はありません。
“少し巡らせる”くらいで十分です。

それだけで、滞りは自然とほどけていきます。

この時期は、がんばるよりも、軽く戻す感覚に。

特別なことをしなくても、日常の中の小さな動きが、
体の巡りを整えます。
子どもも大人も、同じリズムで回復していきます。

台所から整える、春のごはん。

4月後半の食養生は、
軽くする・流す・ためないがキーワード。

体に残りはじめたものを、無理なく外へと動かしていきます。

● 水分をめぐらせる

・味噌汁
・スープ
・白湯

内側から、やさしく流れをつくる。
乾きすぎず、滞りすぎない状態へ。

● 胃腸を軽く保つ

・食べすぎない
・油の多いものを少し控える

体に残りやすいものを減らすことで、自然と軽さが戻ってきます。

「抜く」ではなく、
巡れる状態をつくることが大切です。

● 巡りを助ける食材

・春キャベツ
・菜の花
・セロリ
・柑橘

少しの苦味や香りが、滞った気をやさしく動かしてくれます。

● 発酵の力で整える

・味噌
・塩麹
・甘酒

胃腸の働きを支えながら、内側の巡りを整えてくれます。

春は、巡る季節。

冬に少しとまり、
また流れ、また整っていく。

そのリズムがあるからこそ、
体はバランスを保っています。

ためこみすぎる前に、少し流す。
重くなる前に、少し軽くする。

それだけで、
次の季節への準備は整っていきますよ。

養生家 鈴

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