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記事: 夏終わりの体と、秋に向けての養生ポイント〜其の一〜

夏終わりの体と、秋に向けての養生ポイント〜其の一〜

夏の終わりをどうお過ごししていますか?養生家 鈴です。

お盆を過ぎた夕暮れ、日差しはやわらいできたのに、体の芯にはまだ熱が残っているような感覚はありませんか?

海やプール、花火やお祭り──夏らしい遊びを満喫したあとの子どもたちのほほは、うっすらと日焼けし、少しだけ疲れが見える今日。
私も同じように、気づけば足が重く、朝の目覚めがゆっくりになっている感覚です。
そんな“夏の終わり”は、楽しい思い出と同時に、知らず知らずのうちに体と心のエネルギーをたくさん使っている季節です。
ー台所からできる、親子の夏守り

ポイントは3つ。

1、水分とミネラルを自然に補う食材を選ぶ
 スイカ、きゅうり、とうもろこし、トマトなどは、夏の潤い補給にぴったり。
 これらの食材は甘みがあって子どもも食べやすく、体のほてりをやさしく冷ましてくれます。

2、胃腸を守る温かいものも取り入れる
 冷たいものばかりではなく、夕食や朝食には温かいスープやお味噌汁を。
 発酵食品(甘酒、塩麹、醤油麹)は腸内環境を整えて免疫もサポートします。

3、巡りをよくする香味野菜を少し加える
 しそ、みょうが、生姜などは、体を冷やしすぎずに巡りを促します。
 大人用には多め、子ども用にはほんの少し加えて。


ー親子で作れる簡単夏レシピ
⚪︎きゅうりととうもろこしの醤油麹サラダ

きゅうりを軽く叩いて一口大に割り、茹でたとうもろこしをほぐす
醤油麹とごま油で和えるだけ
→ 大人も子どもも食べやすく、甘みと香ばしさが広がります

甘酒フルーツかき氷
お好みのフルーツを刻む(桃、キウイ、ベリーなど)
甘酒と少量の水とフルーツを混ぜたり、ミキサーにかけてシロップに
→氷にかけてフルーツをのせれば、やさしい甘さのデザートに
ー作る時間も、ケアの時間

一緒に台所に立ち、食材を洗ったり切ったりする時間は、子どもにとっても楽しいひととき。
「これが夏野菜だよ」「甘酒ってね…」そんな会話が、食への興味や体をいたわる気持ちを育てます。

そして、作った料理を一緒に食べる時間は、ただの食事ではなく「夏を守る時間」に変わります。
親子で同じものを食べ、同じように体を整える——それは心の距離もぐっと近づけてくれるはずです。

ーおわりに

夏のケアは、特別なことよりも“日々の積み重ね”。
台所から生まれる小さな工夫が、家族の体と心を支えます。

今年の夏は、冷たい飲み物やアイスだけに頼らず、潤いと巡りを意識したひと皿を。
今日のごはんが、親子の笑顔と元気につながりますように。

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